出産について
ワンちゃん・ネコちゃんの出産
小型犬の場合、帝王切開が必要になるケースが多いです
ネコちゃんの場合、ワンちゃんと比べて難産になるケースは少ないと言えますが、ワンちゃん、特に小型犬の場合には帝王切開が必要になるケースが多いと言えます。
特にパグ、チワワ、ダックスフンド、ブルドック、フレンチブルドックの出産では帝王切開になることが多く、ブルドック、フレンチブルドックではほとんどのケースで帝王切開が必要になると言えます。
一般家庭での繁殖はあまりおすすめしません
ワンちゃん・ネコちゃんの繁殖には知識・スキルが必要になるため、一般家庭での繁殖はあまりおすすめしません。
ですが、飼い主様がきちんと勉強し、リスクや難しさについて十分理解されたうえで繁殖されるということであれば、しっかりとご協力させていただきます。
帝王切開の実績・経験・症例数が豊富です
大分市のうちだ動物病院はブリーダーの方とのお付き合いがあり、年間20~30件程度、帝王切開による出産に携わっています。
豊富な実績・経験・症例数がありますので、繁殖をご希望の方や、出産に際して帝王切開が必要になりそうな場合などには事前に当院へご相談ください。
ただし、帝王切開手術は母体、胎仔ともにリスクがあり、十分コミニュケーションを取ったうえで行いますので、事前相談なしの帝王切開は基本的にお受けできません。
出産前に一度ご相談ください
事前の受診をおすすめしています
妊婦の方が産婦人科などで妊婦健診を受けるように、出産前にお越しいただければ、出産予定日の約1週間前にレントゲン撮影を行って、何頭妊娠しているか、仔犬のサイズがどのくらいなのかを確認することで、トラブル防止に繋げられるようになります。
出産が終わったかどうかがわかります
レントゲン撮影により、事前に仔犬の頭数を確認しておくことで、例えば3頭妊娠していた場合、3頭出産した時点でお産の終わりを知ることができます。
頭数が確認できていない場合、出産の終わりが判断できないことがあり、そうした点からも事前のレントゲン撮影は非常に重要となります。
トラブルの兆候・サインが事前にお伝えできます
事前にご相談いただくことで、飼い主様に「出産に際して、こういう兆候・サインがみられた場合には、当院へご連絡ください」とお伝えできるようになります。
ご注意いただきたい兆候・サインとして、主に次のようなものが挙げられます。
- 破水して1時間以上経過しても出産が始まらない
- 胎盤が剥がれるとグリーン色の液体が出てきますが、1頭も産まれていないのに液体が出たり、出血量が多かったりする
このような場合、すぐに帝王切開を行った方が良いと言えますので、すぐに当院へ連れて来てあげるようにしてください。
帝王切開による出産
基本的にすぐにご帰宅いただきます
あくまでケースバイケースですが、帝王切開により出産を行った場合、落ち着いた環境ですぐに子育てしてもらう必要がありますので、基本的には麻酔から覚めたらすぐにご帰宅いただくことになります。
ただし、後日抜糸のために再度ご来院していただく必要があります。